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HSPだからネガティブは誤解「敏感さと環境が自己肯定感の低さを招く」

HSPやHSCは自己肯定感が低くなりがち?

HSPとネガティブはイコールではありません。

HSPだからネガティブな性格だとか、暗いと思っている方もいらっしゃいますが、これは本当によくある誤解です。

 

確かにHSPは落ち込みやすいし、いつまでもくよくよとショックだったことを引きずる傾向があります。

 

しかしHSPだからといって、いつでも必ず落ち込むわけではありません。

HSPの落ち込み程度も、常に病的なレベルにまで落ち込んでしまうわけでもないのです。

 

HSPの敏感さと、自分をネガティブに捉える傾向

HSPについて自分で調べて知った方が、おそらく「自己肯定感」という言葉をご存知かと思います。

 

小さい頃から、そして大人になった今でも、自分に自信が持てないと感じているHSPには「自己肯定感の低さが問題だと思います」と自己分析をする方もいらっしゃいます。

 

では、なぜHSPは自己肯定感が低いと感じるのでしょうか?

あるいは自己肯定感が高いHSPはいるのでしょうか?

 

自己肯定感が低いHSPの特徴

皆さんは、このような特徴に思い当たるところありますか?

 

・いじめやハラスメントにあいやすい

・ネガティブな思い込みが激しいと言われる

・自分で自分のハードルを上げてしまう

・罪悪感にかられて動けない

・起きていないことを不安があり、行動できない

・自分にはダメ出しするのに他人に怒れない

 

このほかに、仕事や働き方に関する特徴として、転職が多いことを気にやんだり、職場の人間関係での距離感が取れず、無理に周りに合わせて疲れ切ってしまい退職してしまうケースもあります。

 

これらの行動は一見バラバラな特徴に見えますが、根っこを探ると「私は~できない」「私が悪いんだ」という思いを前提にしていることが多いのです。

 

愛情がなかったと幼少期に感じると、自分には愛される価値がないと考える

HSPの自己肯定感が低くなる理由は、育った環境の影響が大きいです。

 

親や先生に愛されなかった、大事にしてもらえなかったと感じてしまうことが最大の原因です。

愛情がなかったと幼少期に感じると、自分には愛される価値がないと考えます。

 

HSPは他人の気持ちや考えを察知できるので、親や先生が何を期待しているか大体わかっています。

そこで子供の時期には、特に親や先生に嫌われたくないと感じて、その期待されてる通りに行動します。

 

期待通りに生きることが間違いだとは断言できませんが、期待通りに生き続けると、自分で決定し、主張し、行動した経験が少ないまま成長します。

期待通りに生きても主体性がなくなっていき、期待通りに生きられないと自分に失望します。

 

あるいは、自分で何かを決めたくても「それが間違っているのではないか?」と疑いが尽きなくなるのです。

 

親や先生が良い人であっても、本人の捉え方による

親や先生の側からすると、HSPの子供(HSC・ハイリーセンシティブチャイルド)がどう感じているのかを理解することはとても難しいです。

 

HSPでない上司や同僚から見ると、HSPはHSP独特の洞察力や過敏な反応、すべてを徹底的に理解しようとする完璧主義なところがあり、それを理解することはとても難しいはずです。

 

だから、世間一般の仕組みや流れに沿って生きていけるように良心的なアドバイスや指導を行います。

 

HSPからすると「良心的なアドバイスをしてくれたな」とすんなり受け止められるときもある一方で、アドバイスをされたのは「自分が世間の仕組みから外れているからだ」と動脈を過剰に解釈して捉えてしまうことがあります。

 

世間の仕組みから外れると、自分には社会の居場所がないと感じてしまいます。

 

周りはどんなに良かれと思って接しても、本人の捉え方次第で自己肯定感が低くなる場合もあるのです。

 

自分は周りと違っていてもOKと考える

子供時代から低くなってしまった自己肯定感を高めることができるのでしょうか?

大人になってからでも自己肯定感を高めることができます。

 

HSPが周りと自分を比較して抱く違和感や孤立感は消える事はありませんが、自分は違っていてもOKと考えられるようになります。

 

周りとは違っていても、自分なりに工夫をして生きているHSPは少なくありません。

 

リフレーミングで自己肯定感を高める

どんなことがあっても「自分は大丈夫だ」と思える、失敗しても「やり直せばいい」と捉え直せる、これが自己肯定感の高いHSPの考え方です。

 

このように、考え方を新しい価値で置き換えることをリフレーミングといいます。

リフレーミングは、ものごとの捉え方を捉え直すことです。

もし自己肯定感が低くて自分には価値がないと悩んでいたら、ぜひリフレーミングをやってみてください。

 

例えば、10個やりたいことがあって、1個出来たときに「1個しかできなかった」と考えるか、「1つ出来た」と思えるかです。

コップに水が半分入っているときに「残り半分しかない」と否定的に思うか、「半分もある」と肯定的に思うかで、次の行動に入る気持ちは大きく変わります。

 

HSPにはリフレーミングが有効です。

 

 

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