あなたの気質傾向は?理由がわかるのに35年かかった…
私たちは「気質」の上に「性格」を重ね「人格」を形成していきます。
仮に気質的な面で問題があったとしても、性格を育てることで、社会に適応する形に変えていくことができるはずです。
それが「人として成長する」ということ。
※クロニンジャーの気質と性格についてはこちら
schizoid-personality.hatenablog.com
クロニンジャーの4次元気質チェック
あなたに当てはまるものを全て選んで「気質のバランス」を調べてみてください
新奇探索性
・好奇心旺盛で、流行には敏感な方だ
・思いつきで行動することが多い
・貯金をしようという意識があまりない
・規則や常識にはこだわらない
・熱しやすく冷めやすい
損害回避性
・心配が先にたって行動できない
・けっこうな人見知りである
・慣れない環境になかなか馴染めない
・休みの日は疲れてどこへも出かけたくない
・周囲にどう見られているかが気になる
報酬依存性
・情に弱く、涙もろい
・褒められて伸びるタイプだと思う
・人や物に依存してしまう
・気分にムラがある
・できれば1人でご飯を食べたくない
固執性
・物事にこだわるほうである
・夢中になると疲れを忘れて没頭してしまう
・ルールを守らない人が苦手
・途中で投げ出すのは気持ちが悪い
・自分はまだまだだと思っている
他の気質を持つ人からは、どう見えてしまうのか?
新しもの好きな新奇探索性
落ち着きがない!
思いつきで行動しすぎ!
流行を追いかけてばかりで自分がない!
すぐに飽きて、途中で放り出す!
ルールを無視しすぎ!
リスクを避けたがる損害回避性
いつもおどおどしている!
大胆さが全く感じられない!
決まったことしかしない!
人付き合いが悪すぎる!
何を考えているかわかりにくい!
共感的かつ情緒的な報酬依存性
気分がコロコロ変わりすぎる!
誰にでもいい顔をする!
1人で行動できない!
人の顔色や評価を気にしすぎ!
視野が狭い!
完璧主義的な固執性
融通がきかない!
しつこい!
ちょっとしたミスも許してくれない!
思い込みが激し過ぎる!
オタクすぎてついていけない!
知らず知らずのうちに、あなたが誰かにとっての「バカ」になっているかもしれない現実が見えてきます。
脳内のアクセルとブレーキを同時に踏む(これはHSS型HSPのこと?)
新奇探索性と損害回避性がともに強い人はストレスを抱えがちであることは知られていますが、これに固執性が加わるとストレスはさらに倍加します。
新奇探索性…行動を促進することから車のアクセルに例えられます。
損害回避性…行動を抑制することから車のブレーキに例えられています。
新奇探索性も損害回避性も強いとなると、アクセルを全開にしながらブレーキも全開。
行動を促進しながら抑制することになり、どうしても空回りしてしまいます。
このうえ固執性も強いとなると、やっかいです。
完璧主義的な気質が加わると、
・何事も人並みレベルでは満足できない
・同じ新しさでも誰もしたことがないような新しさを求める
・同じ安心でも限りない安心を求める
「完璧主義で、新し物好き、そのくせリスクは避けたい」
現実と自分の欲求との折り合いがなかなかつきません。
こういう人は世の中に対する評価が厳しくなって、みんなが「バカ」に見えてしまうのです。
結果、何かにつけ不満を抱えやすく、怒りやストレスを抱えやすくなります。
気質の組み合わせは他にも色々とあります。
そして、それぞれが抱えるストレスの形も違います。
共感したがる女脳、論理を構築したがる男脳
男性型の脳…システムを理解し、構築する傾向が優位になるようにできている。
女性型の脳…共感する傾向が優位になるようにできている。
システム化する能力が高い人ほど、難しい現象の要因を考え、次に何が起こるかを予測することを得意とする。
その反面、システム的(規則通り)に動かないもの、例えば感情によって動く人間などが苦手です。
人間の心や行動は1つの目的に従ってシステム的にできているとは言い難いので、なかなか理解できず、うまく付き合えません。
男性型の脳🧠
— ウサキさん⭐️ (@schizoid_usaki) 2021年1月6日
↓
システムを理解し、構築する傾向が優位になるようにできている
女性型の脳🧠
↓
共感する傾向が優位になるようにできている
私の場合は、プラス感覚が敏感である(HSP?)
理由がわかるのに、35年かかりました…
答えは1076冊目に読んだ、脳科学者が書いた本にありました。
・脳内でアクセルとブレーキを同時に踏んでいる
・そこに完璧主義的な気質がプラスされている
・女だけど、共感よりも論理を構築したがる男脳である
なるほどな…
(「バカ」は性格か!?)
おまけに私の場合は、どうやら感覚が人より敏感みたいです(HSP気質?)
普通に生活してるだけ、他人と同じ空間にいるだけで苦痛に感じます。
※特に聴覚、嗅覚、味覚、触覚
こんなんで、よく生きてたな…
それでも、よく頑張ったと思う(ただの負けず嫌い)
いや、だからストレスで血栓が詰まって、死にかけたんだ…
気質優位な物質的にも精神的にも豊かな時代
生まれながらにそなわっているとされる気質と、後天的に作られる傾向にあるとされる性格のバランスは、社会状況によっても変わります。
物質的にも精神的にも豊かな時代では、比較的自由に生きることができますから、もともと持っている気質が強く出てきます。
もともとの気質をそのまま出しても、それが個性として認めてもらえる時代が豊かな時代です。
豊かになれば、環境によって抑圧されることが少なくなるため、生まれながらの気質のままに生きられるようになります。
その結果、相変わらず地道に頑張る努力型の人がいる一方で「煩わしいことが苦手」「手っ取り早く成果を得たい」「うまくいかないのは自分以外の誰かのせい」と考えるような人も出てきます。
よく言えば個性的、悪く言えばわがままで自己愛的
そこでは自己志向性、協調性、自己超越性の性格に比べて、新奇探索性、損害回避性、報酬依存性、固執性の気質が強まるのです。