HSS型HSPの世界☆Nymphaea

神戸・関西で自分と似た人と、居心地のいい場所を作りたい

パーソナリティー障害(人格障害)のチェックリスト

生きづらい原因はHSPではなく、気質の極端な組み合わせ?

今、なぜ「生きづらい」のか?

 

そこを理解し、生きづらさを軽減するためには、いくつかの気質が極端の強弱で組み合わさっているケースである「パーソナリティー障害」という問題を多くの人が知っておくべきなのです。

 

なかでも、新奇探索性、損害回避性、報酬依存性の3つを組み合わせると、一般的な大人に比べて極端な考えや行動を行ったりして社会への適応を著しく困難にしている人格状態、いわゆるパーソナリティー障害(人格障害)というものが、気質の偏りとして説明しやすくなります。

 

 

自己愛性パーソナリティ

・自分を過大に評価している(業績や才能を誇張したがる)

・限りない成功、権力、才能、美しさなど、実現できそうにない理想にとらわれている

・自分は「特別」であり、独特であり、同じように特別な人、または地位の高い人たちにしか理解されない、普通の人には価値がわからないと思っている

・過剰な賞賛を求める

・特権意識を持っていて、特別有利な取り計らいを理由もなく期待する

・自分自身の目的を達成するために他人を不当に利用する

・他人の気持ちや欲求を分かろうとしない、それに気づこうともしない

・よく他人に嫉妬する、逆に、他人が自分に嫉妬していると思い込む

・尊大で傲慢な行動や態度をとる

 

回避性パーソナリティ

・批判されたり、否定されたり、拒絶されたりすることへの恐怖で、人との接触が必要な職業的活動を避ける

・好かれているという確信がなければ、人と関係を持ちたいと思わない

・恥をかかされること、またはバカにされることを恐れるために、親密な関係の中でも遠慮を示す

・人前では常に、批判されること、または拒絶されることに心がとらわれている

・何かがうまくいかないという感じにとらわれ、新しい対人関係で固まってしまう

・自分は社会的に不適切である、人間として長所がない、他の人より劣っている、と思っている

・恥ずかしいことになるかもしれないという理由で、個人的な冒険を冒すこと、何か新しい活動に取り掛かることに、異常なほど引っ込み思案になる

 

依存性パーソナリティ

・日常のことを決めるにも、他の人たちからの度を過ぎるほどの助言と保証がなければできない

・日常生活でも、自分で責任が取れず、いつも他人に責任をとってもらうことを必要としている

・他人からの支持を失うことを恐れるために、他人の意見に反対を表明することができない

・自分自身の考えで計画を立てたり、物事を行うことが困難である

・他人から認めてもらうために、不快なことまで自分から進んでやりすぎてしまう

・自分で自分の面倒を見ることができないという恐怖から、1人になると不安や無力感を感じる

・親密な関係が終わったときに、自分を世話し支えてくれる別の関係を必死で求める

・自分が1人残されて、自分で自分の面倒を見ることになるという恐怖に、あり得ないほどとらわれている

 

シゾイド(統合失調質)パーソナリティ

・家族を含めて、親密な関係を持ちたいと思わない、またそれを楽しく感じない

・ほとんどいつも孤立した行動を選択する

・他人と性体験を持つことに対する興味がない、もしあったとしても、少ししかない

・喜びを感じられるような活動がない、もしあったとしても、少ししかない

・親しい友人または信頼できる友人がいない

・他人の称賛や批判に対して無関心に見える

・情緒的な冷たさ、よそよそしさがあり、感情が平版である

 

反社会性パーソナリティ

・逮捕の原因になりうるなるような行為(犯罪)を繰り返し行う

・自分の利益や快楽のために人を騙す、繰り返し嘘をつく

・衝動的で将来の計画を立てられない

・喧嘩または暴力を繰り返す

・自分または他人の安全を考えないで行動する

・仕事を安定して続けられない、経済的な義務を果たさない

・他人を傷つけたり、いじめたりすることに無関心(もしくは正当化する)

 

演技性パーソナリティ

・自分が注目の的になっていないと楽しくないない

・他人との交流では、不適切なほどに性的に誘惑的、挑発的な行動をしがち

・浅はかで、すばやく変化する感情表現を行う

・自分への関心を引くために、絶えず外見的な魅力を利用する

・印象的だが内容のない話し方をする

・自己演技化、芝居がかった態度、誇張した情緒表現をする

・非暗示的で、他人または環境の変化を受けやすい

・対人関係を実際以上の親密なものとみなす

 

境界性パーソナリティ

・現実に、あるいは想像の中で見捨てられることを避けようと、気も狂わんばかりの努力をする

・相手をものすごく理想的な人だととらえたり、最悪だとこき下ろしたり、両極端の価値判断を行き来するため、不安定で激しい対人関係になる

・自分と言うものが、全く掴めず不安定である

・自己を傷つける可能性のある衝動的な行動を複数する(例:浪費、性行為、無謀な運転、暴飲暴食など)

・自殺の行為、そぶり、脅し、自傷行為を繰り返す

・2~3時間なら持続するが、2~3日以上持続する事は稀。強い気分変調、イライラ、不安を繰り返す

・慢性的な空虚感がある

・激しい怒りを抑制することが難しい(例:しばしば癇癪を起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す)

・一過性ではあるが、ストレス性の妄想様観念、または重篤な解離性症状がある

 

強迫性パーソナリティ

・細かいこと(細目、規則、一覧表、順序、構成)にとらわれて、活動の主要点を見失う

・何か1つでも落ち度があると、それを理由にして計画の達成を丸ごと諦めてしまうような完全主義を示す

・娯楽や友人関係を犠牲にしてまで、仕事と効率性の向上に過剰にのめり込む(経済的必要性だけでは説明できない仕事・生産性への没頭)

・1つの道徳・倫理・価値観に凝り固まっていて融通が効かない

・特に思い出があるわけでもないのに、使い古したもの、価値のないものを捨てられない

・自分のやり方に従わない限り、他人に仕事を任せたり、一緒に仕事をすることができない

・金銭的に自分に対しても人に対してもケチである。将来の破局・困窮に対してお金は貯めておかなければならないと思っている

・頑固である

 

 

「バカ」は性格か!?より

 

人の性格は気づきなどで大きく変わる(気質+性格→人格)

人の心は多様です。

強弱はあっても、どの人の心の中にも4つの気質が含まれています。

こうした気質の極端な組み合わせをカバーしてくれるのが、後天的に作られる性格です。

 

 

自己志向性、協調性、自己超越性を育てることが「大人になる」ということだし、周りにバカにされず、自分の周りをバカと思わず、安定して付き合えることにつながります。

 

人の性格は、気質のように遺伝的な側面もありますが、後天的な気づきなどで大きく変わります。

 

これらの性格に家庭環境ほとんど影響しません、ですから、友達などの家庭外環境や、自らの気づきが性格形成に大きな役割を果たすのです。

 

 

schizoid-personality.hatenablog.com