HSPという超敏感気質で生きていく（才能だと受け入れる）
長い間悩んできた違和感や生きづらさは、考え方や生き方が間違っているのではなく、HSPが持つ感受性の高さという生物学的な特性だったのです。
5人に1人がHSPという気質を持っています。
気になるものは、ずっと気になりますよね…
HSPとはE・N・アーロン博士が（ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ）で名付けた概念です。
HSPチェック表
次の質問に、感じたままで「はい・いいえ」のどちらかをお選びください。
自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づく方だ
他人の感情や体調に左右される
体の不調（痛みや不快感）にとても敏感である
人に会った後、疲れて1人になりたいと思う
カフェインに敏感に反応する
服の肌触りや着心地が気になる
いつの間にか空想にふけってしまう癖がある
他人の会話に無意識に注意が向いてしまう
宗教的なものスピリチュアルなものに関心がある
芸術や音楽などクリエイティブなことが好きだ
嘘をつくとひどく良心がとがめる
ちょっとしたことでも、びっくりしやすい
いろんなことを同時にするのが苦手であり、混乱してしまう
言葉にならない他人の気持ちによく気がつく
物を忘れたり、ミスをしないように気をつける
何かに気をとられてミスをすることが多い
言葉のニュアンスが気になってしまう
刺激が多いとイライラすることがある
空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
引っ越し、模様替えなど生活の大きな変化が負担である
グループにいると自分らしくいられない
人目がとても気になる
競争させられることが嫌いだ
理由もなく気分が良かったり、悪かったりする
子供の頃、周囲の大人や子供から、内向的だったり、内気と思われていた
以上の質問のうち、12個以上当てはまれば「敏感気質」の可能性があります。
「はい」が少なくても、その度合いがとても強いものであれば、同じく「敏感気質」かもしれません。
HSPの感受性の特徴
共感力
HSPは赤ん坊が持っている自他未分化の共感力を持ったまま成人しています。
※特に人の感情・体の状態を感じる力が高い
右脳優位
理屈よりも感覚で物ごとをとらえがちなので、イメージや感覚に置き換わらないものを覚えたり、理解するのが苦手です。
※理屈で考えることと感覚で考えることの違いにいつも混乱している
※思考も感覚的で、気になることがあると気になって仕方なくなります
繊細さ
HSPは視覚や聴覚などの感覚器官が優れている訳ではありません。
HSPの感受性は刺激に対する敏感さと処理の細やかさです。受け取る情報の網の口が大きくて、網の目が細かいのです。
しかし、脳のワーキングメモリーの大きさは他の人と変わらないので、頭の中はいつもいっぱいで整理できません。
だから必要な事に気が回らなかったり、頭の整理ができず、身の回りの整理も苦手だったりします（ただし強迫的なキレイ好きもいます）
困った日常
人といるだけで疲れてしまう
他人の体調や感情が気になる
先のことをクヨクヨ考える
肌触りが気になる
影が薄い
感動しやすい
注文するのが苦手
人が怒られているのを見るのが辛い
模倣が得意
頼まれやすい
緊張を引きずってしまう
現実的じゃない
意識が拡大してしまう
神様気分
困った人間関係
スキンシップが苦手
怒るとひかれる
DVに遭いやすい
知りたくもない秘密を聞かされる
言葉がずっと心にひっかかる
ぐさっとくることを言ってしまう
相手の性格を鏡のように反射する
裏道愛好家
バンパイアに襲われやすい
居場所が見つからない
会社勤めが辛い
スピリチュアルにはまりやすい
マンガもシュールで面白くて、HSPの仕組みがよくわかりました。
共感する部分も多く、読みやすいのでオススメです！！
HSPは理解者を見つけるのが難しい
HSPは悩みを自分で抱え込んでしまい、人に相談することも少ないです。
HSPの行動や心理がとてもとらえにくく、非HSPには理解しづらいことも理由のひとつかもしれません。
HSPは炭鉱のカナリアのようなもので、他の人よりも早く危険を察知します。
特殊な性質を付与された人達（贈り物）を授けられた人という意味で「ギフテッド」と呼ばれることもあります。
HSPとして生まれてしまったからには、一生この気質と付き合っていかないと仕方がありません。
HSPは自分の一部ではあるけど、全てではありません。
「敏感さは才能」だと受け入れて、自分らしく生きていきましょう。
