刺激に敏感だから内向的な性格になる人が多いのか?
HSPの提唱者、アーロン博士は著書でHSPの7割が内向型人間だと言っています。
深層心理学者、ユングは人間の性格を外向型と内向型の2つのタイプに分類しました。
外向型…興味や関心が社会の物事や、他人などの客観的な目に向かう
内向型…自分の内面などの主観的な面に向かう
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HSPの特徴は「思索的で、内省的で、想像力豊か」な人
外向型の人間は新しくできたお店や流行、噂話、ニュースなどに興味を持ちます。
いっぽうHSPの7割を占める内向型の人たちは、そのような「外界」にはあまり関心がなくて、それよりも人生や生き方、人の心理、生や死といった、人間のより本質的な側面に惹かれ、それらについて深く考え、掘り下げることに喜びを感じます。
内向的な人間、つまりHSPの多くの人は、1人で過ごす時間をこよなく愛し、そのような時間に空想や想像の翼を広げ、心を遊ばせたりします。
彼らは思索的で、内省的で、想像力豊かな人たちなのです。
HSPは4つの特性DOESが全て当てはまる
— ウサキさん⭐️ (@schizoid_usaki) 2021年1月16日
D:深く理解する
O:過剰に刺激を受けやすい
E:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
S:些細な刺激を察知する#HSP #DOES
内部の刺激にも敏感に反応する(痛み、疲労、思考、イメージ)
HSPは痛みや疲労などの身体の内部の刺激にも敏感に反応します。
体の中から生まれる刺激は、痛みや疲労だけではありません。
思考やイメージなどの脳内から生まれる刺激にも、HSPは敏感に反応すると考えられます。
HSPは自分の中のさまざまな刺激にも敏感に反応できるからこそ、内向的な性格になることが多いのかもしれません。
はじめての「場所、人、場面」に遭遇したとき
外向型と内向型の2つのタイプが最も際立った違いを見せるのは、おそらく「はじめての場所、人、場面」に遭遇したときの態度でしょう。
外向型ははじめての場所でも躊躇することなく入っていき、初対面の人とも適当に話をして、会話をして、軽やかに会場の中を行き来し、その場の雰囲気に溶け込むことができます。
それに対して内向型のHSPは「はじめての空間で、適当に会話を楽しむ」と言う事は苦手です。
HSPの70%は内向型、30%は外向型
— ウサキさん⭐️ (@schizoid_usaki) 2021年1月22日
それはHSPだからじゃなくて、内向型だからじゃない❓と思うことがよくあります。
内向的な人間、つまりHSPの多くの人
何回か同じ会に出て、会場の雰囲気や人に慣れてくると、リラックスした態度で会話に臨めるようになります。
するとその口からは、ときに味わい深い言葉がさりげなく発せられたりして、しだいに周囲の人々の心を引きつけていくことも珍しくありません。
それはHSPが物事を深く考える習慣を持ち、豊かな内面を育んできたことから発せられる魅力だと言えるでしょう。
このような内面の豊かさは、初対面での適当な会話でわかるような類のものでは決してありませんが、親密な人との会話やリラックスできる空間であれば、その魅力を存分に発揮することができるのです。