自分の生活に影響を及ぼしている問題は何?
困難な子供時代を過ごしたHSPは大人になってから、うつ状態や不安感にさいなまれやすいです。
問題が起こった時の年齢が若ければ若いほど、その問題はたいてい母親などの最初の養育者の行動と深く関係しており、より長期的な影響を及ぼします。
このチェックをすることで、かなり動揺するかもしれません。
もし直感が「やってみよう」とささやくなら、ある程度のショックが来ることを覚悟しておくこと。
自分で対処できないくらいつらくなったらセラピーにかかることも考えましょう。
比較的幸せで安定した子供時代を送ったと思う人は、このテストをやらなくてもいいですが、他者への思いやりを培うためにやってみるものいいでしょう。
自分に当てはまる項目をチェック
・両親はあなたの敏感さをいいものだと思っていなかった。しかも、うまく対応できなかった
・あなたは望まれない子供だった
・親や家族でもなく、心の温かい人でもない、何人もの養育者によって育てられた
・かなり過保護に育てられた
・自分で大丈夫だと思えること以上の、怖がっていることを無理にさせられた
・両親はあなたには肉体的、精神的におかしなところがあると思っていた
・両親や兄弟姉妹、隣人、学校の友達にいいように使われていたり、支配されていた
・性的虐待を受けた
・身体的虐待を受けた
・年中冷笑されたり、からかわれたり、怒鳴られたり、批判されたりといった「言葉による虐待」を受けた。あるいは、あなたの「自己イメージ」は、あらゆる意味で極端にネガティブな人によって作られてきた
・子供のころ、あまり注目してもらえなかった。あるいは、特別な業績や功績のためだけに注目してもらえた
・今までのパートナーや親しい人の中に、アルコール依存症や薬物依存症、精神病にかかっている人がいた
・親が病気だったり、身体障害を抱えていたため、あまり面倒を見てもらえなかった
・ 片親あるいは両親の身体的、感情的な世話をしなければいけなかった
・精神保健の専門家が「ナルシスティック」「サディスティック」などと呼ぶ、一緒に生活しづらい親がいた
・学校や近所でいじめられていた
・慢性的な病気、けが、身体障害、貧困、天災、親が失業していた、大変なストレスがあったなど虐待以外の子供時代のトラウマがある
・あなたの育ってきた社会的環境では、いろいろなことをする機会を制限されていた。または、家庭が貧しかったり、少数民族に属するなどの理由で「劣るもの」として扱われた
・自分ではコントロールできない大きな変化があった(引っ越し、死別、離婚、親に捨てられたなど)
・自分がいけないと思ったことについて強い罪悪感を感じたが、誰ともそれについて話ができなかった
・子供のころ、死にたいと思っていた
・子供のころに父親を失ったが(死亡、離婚など)その父親とはあまり親しくなかった。または、その父親はあなたの養育にあまり関わっていなかった
・子供のころに母親を失ったが(死亡、離婚など)その母親とはあまり親しくなかった。または、その母親はあなたの養育にあまり関わっていなかった
・上の二項目があてはまる場合、あなたは親が「自発的に自分を捨てた」とか、「個人的な理由で自分を拒絶した」と思っている。あるいは、あなたは自分の行動のせいで親を失ったと思っていた
・兄弟姉妹などの近い家族が死んだ、あるいはあなたから離れていった
・両親はいつもケンカをしていた。または、離婚してあなたのことで争った
・十代のころ、よく問題を起こしたり、自殺傾向があった。あるいはドラッグやアルコールを濫用していた
・十代のころ、あなたはいつも権力側(学校、警察など)と問題を起こしていた
(ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。より)
自分を誉めて、何を必要としているのか考える
チェックした項目がたくさんあった場合、新たな痛みを感じたり、深く傷ついたり、自分には致命的な欠点があるのではないかという恐怖感が起こったりしたかもしれません。
もしそうなら、自分の今までの歴史を振り返り、全体像を浮かび上がらせよう。
そのあとで、自分のいいところ、才能、功績、他者の助けになったことなどに焦点を当てて、ネガティブなものを相殺しましょう。
さらに少し時間を取り、いろいろなことに耐えつつ多くを与えた子供であった自分を誉めてあげましょう。
次に、その子供が何を必要としているのか考えてみよう。