子供の頃、家族の中で役割を演じていた?
都合のいい子でいるのはやめたほうがいいのに、なぜやめることが出来ないのか?
その理由は「本人が気が付いてないことが多いから」だそうです。
アダルトチルドレンでなくても、大なり小なり「家族を喜ばせるため」に、子供はこのように振舞うことが多いとのことです。
ヒーロー(英雄)
世間に評価される子供で、その子の活躍に家族が期待して、両親の不仲が一時的に良くなったりする。
そうすると子供は期待に応え続けなければならなくなり、ますます頑張ってしまう子になります。
こういう子は世間に出て、何らかの挫折があった時に問題が発生することがあります。
スケープゴート(いけにえ)
ヒーローの反対。家族内の「ダメ」を背負い込まされているような状態。
そう見えないことがありますが、非行型のスケープゴートもあります。
この子がいなければ問題が収まるのではないかとの幻想を家族内に抱かせることで、真の家庭崩壊を防ぎます。
家族の感情のゴミ箱とも言えます。
ロスト・ワン(いけない子)
目立たないように存在し続ける子で、とにかく静かで普段は忘れられています。
家族で何かやろうとした時にいないことが多く、いなくなったことさえも気づかれないような子です。
本人は家族愛の人間関係を離れて自分の心が傷つかないようにしています。
プラケーター(慰め役)
一家の中で一番暗い顔をしている人をいつも慰めているような子です。
家族の中の小さなカウンセラーとも言えます。
例として夫の飲酒に悩む母親、妻の問題で苦しむ父親などを慰めます。
クラン(道化師)
慰め役の別のパターン。
親たちのいさかいが起こった時に突然トンチンカンな質問をして笑わせてみたり、歌いだしたり、踊りだしたりする子です。
普段からかわいがられ、本人もかわいがられることを楽しんでいるようなのですが、道化師の仮面の下には寂しさが隠れています。
イネイプラー(支え役)
他人の世話を焼いてばかりいることで、自分の問題から逃げている子。
偽親とも言われていて、第一子がなることが多いのですが、長男がスケープゴートになると、長女がイネイプラーになることもよくあります。
ダメな母親や父親に代わって幼い弟妹の面倒を見たり、ダメな父親の変わりに母親の面倒を見たりします。
アダルトチルダレン(AC)って何?
アダルトチルダレン(AC)という言葉をよく聞くけど、そもそも何なのか?
・親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人
「adult children of alcoholics」の略語(ACOA、ACA、アルコール依存者のアダルトチルドレン)
アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である。
・親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人
「adult children of dysfunctional family」(ACOD、機能不全家族のアダルトチルドレン)
機能不全家庭で育ったことが原因で大人になってもまだトラウマ(外傷体験)を持つという考え方、現象、または人のこと。
頭文字を取り、単にACともいう。
どちらの意味も、医療における診断用語、病名ではない。
区別が必要な場合、前者をACOA、後者をACODと表記する。
大人になっても子供の状態から抜け出せない人、親から自立しない人を指すこともあるが、元来の使われ方とは異なる。
アダルトチルドレンに関する知識が全くなくて、大人になんかなりたくないピーターパンみたいなものだと思ってました💫
— ウサキさん⭐️HSS型HSP? (@schizoid_usaki) 2020年7月24日
アダルトチルドレンを、大人になりたくない「ピーターパン症候群」みたいなものだと思っていました…
上記のどれかに当てはまるからといって、アダルトチルドレンというわけではありません!!
人は誰でも何かしらの役割を演じていることありますよね。