HSP同士のカップルのメリットとデメリット(パートナー)
似かよった気質をもつHSP同士のカップルはいいことばっかりのように思えるけれど、敏感さが増幅されるために起こる問題もある。
HSPは本当はそうでないのに、自分のパートナーが非HSPだと思っている場合もあります。
似ている気質のパートナーを持つメリット
・お互いに理解できる
・心地よく一緒にいられる
・コミュニケーションのための努力を惜しまない
・パートナーがあなたの自尊心を高めてくれる
・自分の気持ち、特に癒される必要のある気持ちに深く入り込むことができ、相手にも自分の気持ちをよく理解してもらえる
神経の高ぶりの最適レベルが似ていることの問題点
・どちらも角が立つようなことをしたがらないので、ささいな不快を正せない
・面倒なことを避けたがる
・ふたりとも長時間労働が不得手で、騒がしい子供が家中をかけずりまわるのを楽しめない
・なるべく対立を避けようとする
・ふたりでいるときはゆっくりくつろぎ、エキサイティングなことはよそでやろうとする
解決法
・ふたりとも嫌いな作業があったら、直感と創造性を使って対処する
・子供をたくさんつくらない。すでにいるなら、どちらかひとりは育児に専念できるようにする。育児に専念しているほうのパートナーが十分な休みがとれるように助けを頼む
・お互いの違いを最大限利用する
・「世俗的」で神経が高ぶることだからこそ、あなたがやるべきこともあると理解する
・対立が起こったとき、起こったあとにどう対処するかを話し合う
・エキサイティングなことをパートナーと一緒に行うためのエネルギーをとっておく
ふたりとも微妙なことに気付いてしまうことから起こる問題
・なかなか決断が下せなくなる
・パートナーのささいなニーズにも応えようとするため疲れきってしまう。その結果、自分に対してとるべき責任がとりづらくなる
・ふたりとも世の中についてなかなか現実的になれない
・ふたりとも傷つきやすくなり、かつ自分が悪いと決めつけやすい
解決法
・決断を下すときは、判断基準にしている情報があやふやな直感でなく、きちんと事実に基づいているものかどうかを確認する
・できるなら最後の決断を下すまでに時間をかける
・しばらく考えても確信がもてる決断にいたれないなら、その時点でベストな決断を下す
・お互いに「微妙なことへのこだわりすぎ」を牽制し合う
・ふたりがもっと柔軟になるために、ユングの「四つの機能」の観点から考えてみる
(直観型、感覚型、思考型、感情型)
HSPの低い自尊心から起こる問題
・お互いへの尊敬を失う
・どちらか、あるいはふたりともが不安感やうつ状態に陥りやすい
解決法
・自分の敏感さと同じように、パートナーの敏感さも評価する
・できるだけ傷を癒す
・薬の服用を考慮する
(敏感すぎてすぐ「恋」に動揺してしまうあなたへ。エイレン・N・アーロンより)
非HSPと一緒にいるよりは幸せだが、結婚生活の満足度は低い
HSPは非HSPのパートナーより、HSPのパートナーをもつほうが満足度が高くなるようだ。
ただしパートナーの気質に関わらず、HSPは一般的に非HSPよりも結婚生活における満足度がやや低い。
HSP同士のカップルは、非HSPと一緒にいるよりは幸せだが、非HSP同士のカップルよりは平均的に満足度が低い。
ふたりのHSPが一緒になると、ネガティブな感情が二人の間に入り込む確率は高まり、そのために平均的な満足度の低さが報告されるのではないか。
敏感すぎてすぐ「恋」に動揺してしまうあなたへ。
自分とよく似た人に出会えたことを喜ぼう
HSPと非HSPのカップルも、HSP同士のカップルとは異なる祝福と問題を抱えている。
幸いなことにあなたがた二人はお互いの微妙な心理と、恋愛関係の心理の専門家になることで、お互いを助け合えるようにできています。
HSS型HSPの場合は?
HSS型HSPが、HSS型HSPと出会えたらいいけど、確率は…かなり低いです。
気が合うのですぐに仲良くなれるけど、お互いが自由で距離感が合うからこそ、疎遠になってしまうことがよくあります。
HSS型HSPにとって、HSS型ではないHSPは物足りなかったり、頼りないと感じてしまうのではないか?と個人的には思います。