繊細さんの本「視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚」予防とケアの方法
HSPは神経が剥き出しになった状態で生きているようなものだと思います。
他の人にとっては「なんともないこと」に苦痛を感じていることがあります。
繊細さんの本にある「刺激の予防方法」が参考になったので紹介します。
視覚
・眼鏡やコンタクトレンズの度を落とす
・サングラスをする
・伊達メガネをかける
・縁の太いメガネをつけて「ここだけ見てればいい」と見る範囲を決める
目から情報を取り入れやすい人、自分に関係ないものまで見えすぎている人は「見えるものを必要最低限に抑える」のが対策の基本です。
必要以上のものが見えないようにブロックすること。
聴覚
・ノイズキャンセリングイヤホンをする
・耳栓をする
・イヤホンで心地よい音楽を聴く
突然の大きい音が苦手な人もいれば、小さな音に敏感な方もいます。
苦手な音がする場所は避ける。
耳栓をして、気になる音をこまめに防ぐだけでもだいぶストレスを減らせます。
聴覚が鋭い人には住む環境も大切です。
外から聞こえてくる音そのものを止めるのは難しいので、引っ越しの際には車通りの少ない場所を選ぶ、お店の裏など常時換気後の音がする場所は避けるなど、できる範囲でこだわってください。
触覚
・肌の露出を減らす
・心地よい素材で肌を覆う
・明るい色の服やお守りを身に付ける
苦手な人とすれ違うと電流が走ったように体がビビっとする、端がざわざわするなど繊細さんの中には触覚が強い人がいます。
そんな方は肌に守ってもらうのが対策の基本です。
触覚が鋭い人は、苦手な相手や場所の嫌な感じを肌から受け取っているようです。
肌触りの良いカーデガンやストールを羽織るなど、心地よく肌を守ってみてください。
嗅覚
・マスクをする
・好きな香りのハンドクリームや香水、ヘアワックスをつける
・アロマペンダントをつける
満員電車の匂いがダメ、都会は空気の匂いで気持ちが悪くなる、など嗅覚が鋭い繊細さんは「心地良い匂いで自分を包む」のがお勧めです。
アロマの精油を入れて首から下げておけるアロマペンダントも市販されています。
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味覚
・刺激の強い食べ物を避ける
味も刺激なのだと考えると、様々な添加物が入った食物から体調に影響受けるのもうなずける話。
なるべく成分表示を見て、刺激の少ない、原材料に添加物の少ない食べ物を買う、カットされていない元気な野菜を丸ごと買ってきて調理するなど、自分の体に合う食べ物を見つけてください。
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ケア方法
疲れた時にもなるべく早く元気になれるようお勧めの方法をお伝えします。
感じすぎでぐったりした時は、外部からの刺激を出来る限り抑えて休むが基本です。
やりすぎかと思う「位徹底的に刺激をガードすること」でぐっと回復が早まります。
視覚
・電気を消して部屋を暗くする
・人工照明がまぶしいときは、ろうそくを使う
・布団をかぶる
・寝室はものを減らす(ベッドに横になった時、なるべくものが見えない状態にする)
・エアコンの電源ボタンの明かりを塞ぐ
聴覚
・静かな場所で休む
・性能の良い耳栓をする
・ノイズキャンセリングイヤホンをする
・落ち着く音楽を流す
・寝室には電化製品を置かない
触覚
・ガーゼのタオルケット、ふわふわの肌触りの毛布など、心地良い素材にくるまる
・ほっとする肌触りの部屋着を着る
嗅覚
・アロマをたく
・落ち着く匂いの所へ行く
味覚
・シンプルな食べ物を選ぶ
疲れたのは頑張った証拠!!
なんでこんなに疲れちゃうんだろう、もっと頑張らないといけないのにと自分を鞭打つ声が聞こえてきたら「心を緩めるサイン」です。
疲れた自分を責めるのではなく、疲れている今の状態に目を向けてください。
疲れたと言う事は自分に負荷をかけて頑張ったと言うこと。
ここまでよくがんばった、えらいと自分をねぎらって、十分に休ませてあげて下さい。
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