根源的な恐れ(あなたが最も回避したいと願っていることは?)
エニアグラムの「性格」とは、私たちの「無意識」に基づく行動、態度、言動などを表したものです。
「根源的な恐れ」
あなたが最も回避したいと願っていること
※その多くは、幼少期(4~5歳)に芽生えた自我
「根源的な欲求」
根源的恐れを回避する求めていること
※幼少期に満たされなかったこと
「無意識のルール」
幼少期から成長期をとして「こうすれば私の人生は上手くいく」と刷り込んだあなたのルール・人生哲学
この「根源的恐れ」→「根源的欲求」→「無意識のルール」の順で、私たちの性格が形成されていき、行動・態度・言動に対して反映します。
タイプ1・怒りを避ける
このタイプは「怒り」を回避する。
さまざまな事柄に心を痛め、困惑することがあっても、怒ってはならないと思っているし、他人に怒りをぶちまけてはならないのだ。
こういう人は、いつも「完全であること」を願っている。
あらゆる事柄を完璧に果たそうとする。
そのためにとにかく懸命に努力し、仕事の準備から周りをきれいに整えることまで、手を抜かない。
そして、他人に対しても自分と同様に、物事を完全に行わないと、気が済まないのである。
タイプ2・自分の必要を認めない
このタイプは、自分にとっての「必要」を認めることを回避する。
しかし、他人の必要は、誰よりも素早く目にとめる。
この人たちの関心は、いつも他人が何を必要としているかということである。
特に、親しい人々を「助けること」が、彼らの誇りなのである。
しかし、自分が他人の助けを必要としていることは、認めようとしない。
また、自分自身の必要を満たさなければならないことにも、気づいていない。
自分が何かを必要としていることは、認めたくないのである。
タイプ3・失敗を避ける
このタイプは「失敗」を回避する。
このタイプの人を生涯駆り立てているのは「成功への囚われ」である。
彼らは、成し遂げられた成功に自分の全てを見出そうとする。
その結果、自分や他人を犠牲にしてまでも成功を追求し、あらゆる種類の失敗を避けようとする。
タイプ4・平凡を嫌う
このタイプは「平凡」であることを嫌う。
いつも「特別」であることが、彼らにとって重要なのである。
自分はあらゆる面で平凡な人間ではない、洗練されていて感受性に富んだ人間である、自分を理解しないのは他人である、と考えている。
彼によれば、自分の感じ方こそ「ユニーク」であり、とりわけ自分の人生に起こった悲劇やその悲しみゆえに、自分は特別な存在なのである。
タイプ5・空虚から逃れたい
このタイプは「空虚」であることから逃れたい。
そのため、彼らは「知識を貯えること」に専念する。
特に知識を自分ひとりの力で獲得しようとする。
人と分かち合っても残るものは何もないと感じ、他人に語りかけるよりも、自分の知識を収集することを優先する。
社交に巻き込まれることには無関心で、そんなものは退屈この上ないと考えている。
何かを学ぶために、社交など何の足しにもならないというのである。
タイプ6・逸脱を嫌う
このタイプは、規範からの「逸脱」を嫌う。
人生は、法や規則や規範によって支配されており、人に「責任」を課すものであるというのが、彼らの人生観である。
その責任を遂行し、義務を果たすよう心がけることが大切で、規則は全て遵守されなければならない。
特に、上司から与えられたもの、また、文書化された規則は、遵守される必要がある、とする。
このタイプの人は、規則や習慣を守ってされれば、グループや団体に対して「忠実」であると思っているのである。
タイプ7・苦しみを避ける
このタイプは「苦しみ」を回避する。
彼らは楽観主義者であり、快楽主義者である。
人生は、どんなときにも、つらくあってはならないのだ。
まわりの人々についても、その苦しみやつらさを見ないふりをして避ける。
彼らは、自分が計画したことをしばしば実行しようとしない。
実行に移すと、何らかの困難が生じて、不快に直面しなければならなくなるからである。
タイプ8・弱さを認めない
このタイプは「弱さ」を認めない。
彼らは、自分が「強い人間」であることに誇りを感じている。
人生は、正しいことのための戦いであると考える。
世界はあるべき姿ではない。
その中で正しくないことに対して正面から戦うことが、彼らの尊厳を保たせるのである。
その戦いで、不正や偽善を暴露しなければならない。
彼らは、言葉や行為で他人と「戦う」のを好む。
そして、自分の立場が悪くなることを警戒する。
つまり、どんな場合にも、他人に自分の弱点を見せないよう、細心の注意を払うのである。
タイプ9・葛藤を避ける
このタイプは「葛藤」を回避する。
こういう人にとって、人間関係で緊張したり、不安を生じたりするのは、不愉快であり「平和」や抑制ほど重要なものはない。
彼らは、自分の内的静けさを保つことは、容易にできる。
同時に、まわりの人々とも平和を保とうとつとめる。
他人が自分を刺激し、行動に導いてくれるの待っているが、このタイプの人であって、自分から行動に出る活力は、持ち合わせていないのである。
HSPはタイプ4なのか?(4w3・4w5)
ある人にエニアグラム診断をしてもらったら「タイプ4w5(3も持ってる)」と言われました。
タイプ4だけど、ウィングに5と3の両方を強く持っているそうです。
(本質的にはタイプ4だけど、この世界で生きていくのに必要だから、3を身につけた?)
「タイプ5w4」と診断してくれた人もいて、自分では「タイプ5」がバリバリ当てはまる!!と思っているのですが、4の要素はバレないように隠したかったのかな…
HSPでも人によって全然違うように、特にタイプ4は個性がバラバラだから、自分では認識しにくいのかもしれませんね。
※私は、MBTIでは「INTJ」か「ENTJ」が出ます