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HSPの仕事の困りごと、対処法【ASDと似てる・参考になる】

大人のASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群・広汎性発達障害など)

「ASD」は ”Autism Spectrum Disorder (Disability)” の略で、日本語では「自閉症スペクトラム」と訳します。

 

・社会でのコミュニケーションの難しさ

・独特のこだわり(or 独特の感覚)

 

HSPの仕事の悩みと、ASDの困りごとは「共通している」と思いました。

 

ASDとは何か?

ASD の人は、学校や職場など社会の様々な場面で人とのコミュニケーションや関わりに難しさが生じることが多くあります。

また興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特のこだわり行動や振る舞いが見られることもあります

他にも五感などの感覚が人よりとても敏感に感じたり、逆にほとんど感じない分野がある人もいます。

 

このような特性は人によってどの特徴が強く出るか、またどの程度の強さなのかもまちまちです。

全く同じタイプの人は二人といないと言ってもよいでしょう。

 

基本的に生涯これらの特徴を持ち続けますが、大人になり求められる行動基準が高くなってから初めて困難さが明らかになることもあります。

 

仕事で活かすには?

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群・広汎性発達障害など)の特徴があると日常や仕事で不都合なことも起きやすいですが、その特徴のおかげで逆に業務の上で長所として発揮できることも少なくありません。

 

「社会性の弱さ」のために周囲の視線や暗黙の了解にとらわれることなく、いい意味で周りを気にせずに自分の仕事に打ち込める人もいるでしょう。

 

「こだわり」が業務で求められている方針と一致すれば、きっちりとルールを守り継続して同じ作業を続けられることを評価してもらえる職場も多いはずです。

 

また ASD のある人は多くの人が見逃しがちな細かい部分に気づいたり、ほかの人が面倒に思いがちな工程も抜け漏れなく行う特徴を持っている人が多く、正確さを求められる業務では重宝されるでしょう。

 

他にも「自閉症スペクトラム」の人には嘘がつけず裏表のない実直な方が多く、まじめに仕事に取り組む姿勢はどんな業務でもプラスに評価されるでしょう。

 

職場での「困りごと」と「対処方法」

以下は、ASDについて書かれたものですが、とても参考になると思います。

 

困りごと1: 抽象的な指示を理解できない

「いい感じにやっておいて」などの抽象的な指示を受けた場合、ASD の方はどのように動けばよいのかが判断できず困ることがあります。

また、「多めに発注しておいて」などの指示も「多めとは、何個のことだろう?」となり把握が難しいでしょう。

 

対処方法

抽象的で分かりにくい部分について上司や同僚に相談できるスキルが必要です新規の業務ではない場合、これまでの実施された同様の業務の例を参考にしてみるとよいでしょう。

具体的な数字を入れて指示してもらうように依頼しましょう例えば、「〇月×日の△時までに〇〇個」などです。

 

困りごと2: 臨機応変な対応が苦手

仕事上では、その場その場で臨機応変な対応が求められることがありますが、「ASD」の方はそのようなことはあまり得意ではありません。

 

対処方法

「〇〇が起こったら××」というように場面ごとにどのような対応するのかあらかじめ書き出して対応マニュアルを作成しましょう。

ただし、マニュアル化をしていくことにも限界がありますので、優先順位のつけ方や対応方法などを上司や同僚に確認する、というスキルがある程度必要です。

 

困りごと3: 音・匂い・色・肌ざわりが気になる

ASDの方の中には、パソコンのキーボードをたたく音や空調の音などいわゆる生活音を非常に敏感に感じる方がいます。

生活音の他にも蛍光灯の光や化粧品のにおい、衣服の肌さわりなどに敏感でそのままでは仕事や生活が困難な方がいます。

 

対処方法

光の刺激に弱い場合はサングラス、音に過敏な場合はノイズキャンセリング機能付きのイヤホンなどを利用しましょう。制服を着用しなければならない場合、肌触りが気になるようであれば制服の下にTシャツなど別の衣類を挟みましょう。

可能であれば職場に相談しながらなるべく音の刺激が少ない(窓際など)場所にデスクを置くなどの配慮してもらうようにしましょう。

 

困りごと4: 職場での人間関係に苦労する

ASD の方は人間関係を築くことが苦手な方が多く、職種、職場によってはシビアなコミュニケーションが必要とされる場合もあり働き続けることが困難なケースが見られます。

 

対処方法

まずは仕事でしっかり成果を出すことを心がけましょう。

職場は成果を求められる場所です。

しっかり働いて仕事に貢献できていれば基本OKです。

仕事ができていれば上司や同僚から信頼を得られ、普段の振る舞いが少々規格外であっても好意的に見てくれます。

 

また、仕事ではチームで仕事をする場合があります。

チームメンバーとして仕事をする場合は、リーダーや先輩から聞いたことを確実に実行するというスタンスでいれば間違いありません

また仕事に必要な内容であればリーダーや先輩から受けたアドバイスを素直に受け取り、行動を変えることにも是非チャレンジしてみてください。

 

困りごと5:「適当に」仕事ができない

ASD の方の中には、いい意味で言うとお仕事に対して完璧主義、常に全力投球という方がいます。

一方で、手の抜き方がわからずに疲れすぎてしまう、少しのミスが許せず自分を責める、あるいはミスをした他者を責めてしまうことがあります。

また、中には物事に集中しすぎてしまう(過集中)方がおり、一度集中のスイッチが入ると時間の経過を忘れ、気づくと今度はスイッチが切れたように疲れ切ってしまうというタイプの方がいます。

 

対処方法

仕事にかける目安の時間を上司と打ち合わせしておき、事前に打ち合わせた時間までに完成したものをチェックしてもらうようにしましょう。

その時点で上司のOKが出ればそのお仕事は完了、NGがある場合は、どこをどう直すかアドバイスがもらい「頑張りすぎ」を防ぐようにしましょう。

「過集中」になってしまう方は、「休憩すること」をスケジュールに組み込んだり、アラームなどを使って休憩時間と業務時間を意識的に区切るようにしましょう

 

ASDのかたに向いている仕事

向いている仕事は、淡々と自分のペースで出来る仕事であり、尚且つ人との関わりが少ない仕事だと言えます。

例えば、在宅での翻訳・イラストレーター・清掃員・工場でのライン作業等が挙げられます。

なお、職場や周りの人の理解や協力が得られる環境であれば、これらの職種に限らず、様々な仕事ができるでしょう。

 

職業・職種

「ルールやマニュアルがしっかりしている」

経理・財務、法務・情報管理、コールセンターなど

 

「専門分野の知識を活かせる」

プログラマー・テスター、テクニカルサポート、電化製品等販売員など

 

「視覚情報の強さが活かせる」

CADオペレーターなど

 

HSPと共通している部分が多い

ASDの人に向けた情報でしたが、HSPの人にも当てはまる部分が多いと感じました。

 

自分では気付いてないだけでASDなのか…?

社会に適応はしているから、薄いグレー!?とも思いました。

 

ちょっと変わった性格だとは思っていたけど、脳の仕組みなのかな。

程度は人それぞれですが、誰でも少しはASDの要素を持っているのではないかと思いました。

 

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